最初この玉はなんだかわかりませんでした。
一瞬「うんシェブロン?」
「いや、モザイク芯玉かな?」
「まてよ、でもこの色合いは1800年代のシェブロンのものだな」
本を調べたら出ていました(本は下に紹介)。この本、日本のアマゾンでは手に入らないので、アメリカのアマゾンから取り寄せました。
正体はミルフィオーリ用の cane (金太郎飴のように切って使う模様のためのガラス棒)を重ねてくっつけ、それをシェブロンのように削って模様が見えるようにしたもの。
うーん。本には「これもミルフィオーリ」と書いてあるけど、製法的には途中からミルフィオーリじゃないじゃん。確かにミルフィオーリの材料を使って同時代に同じ工房で作られたんだろうけど。
Millefiori Beads from the West African Trade (Beads from the West African Trade, Vol VI)
John Picard
Picard African Imports 01 March, 1991