このシェブロンは小粒でまん丸。他のシェブロンとはちょっと毛色が違います。
他のシェブロンのほとんどはベネチア製ですが、この玉はオランダ製の可能性があります。オランダでシェブロンが作られたのはベネチアよりあとで、ベネチアから職人を招いて作ったものだそうです。
またこの玉は、普通のシェブロンが端を切ったり削ったりして模様を見せているのに対し、再度熱して丸く整形してあるものです。英語では reheated chevron と呼ばれています。
時代的には18世紀か19世紀か、というあたりかと思います。