代表的な青シェブロン

6層青シェブロン

これはかなり良く見かける青いシェブロン。1800年代にベネチアで作られたものです。6層構造になっています。コレクターなら良いものを1個は持っておきたい代表的なトレードビーズです。

当社の販売価格は3センチを超える大きなものでも1万円は切るくらいでしょうか。海外での相場はこの程度です。一方一般的に日本国内では2万円~3万円で販売されているようです。

マーブル

マーブル

これはなんとも不思議な玉。どうやらナイジェリアとかザイールなどに持ち込まれた玉のようですが、マリやセネガルではほとんど見かけません。この玉もどうやらザイール方面から持ち込まれた様子。英語では単にマーブル(ビー玉)と呼ばれているようです。

値段は3個で50万円!もちろん買いませんでした。いくらなんでもそんなにするわけがないですから、価値がわからずに言っているのではないかと思います。

調べてみたらどうやら1800年代にドイツ辺りで作られたようです。アフリカの一部の特別な地域用に作られたもので、数は少なく、大玉ですから完全なものも少ないのは確かなようですが。

これもミルフィオーリ?

これもミルフィオーリ?

最初この玉はなんだかわかりませんでした。

一瞬「うんシェブロン?」

「いや、モザイク芯玉かな?」

「まてよ、でもこの色合いは1800年代のシェブロンのものだな」

本を調べたら出ていました(本は下に紹介)。この本、日本のアマゾンでは手に入らないので、アメリカのアマゾンから取り寄せました。

正体はミルフィオーリ用の cane (金太郎飴のように切って使う模様のためのガラス棒)を重ねてくっつけ、それをシェブロンのように削って模様が見えるようにしたもの。

うーん。本には「これもミルフィオーリ」と書いてあるけど、製法的には途中からミルフィオーリじゃないじゃん。確かにミルフィオーリの材料を使って同時代に同じ工房で作られたんだろうけど。

Millefiori Beads from the West African Trade (Beads from the West African Trade, Vol VI)
John Picard
Picard African Imports 01 March, 1991

モーリタニアの珠玉キファの丸玉

キファの丸玉

トンボ玉商人がやってきました。いくつか珍しい玉があったのですが、その中の一つがこれ。

日本ではあまりなじみがないキファの丸玉です。

キファというのはモーリタニアのキファという町の周辺で昔から作られているトンボ玉です。マニアにとっては古いキファは垂涎のもの。

これはかなり美しい丸玉です。こんなに良いものは滅多にありません。

金の帯の入ったミルフィオーリ

金の帯の入ったミルフィオーリ

トンボ玉にはそれぞれファンが付いています。イスラム玉を集める人、シェブロンの熱烈な収集家、そしてアクセサリーを作る人が好むのはやはりファンシーとミルフィオーリでしょうか。特に美しい模様が多いミルフィオーリは誰もが気に入ります。

今日紹介するのは今までたった一個しか手に入れていない金色の帯の入ったミルフィオーリ。さほど古いものではなく、多分20世紀に入る頃か、入ってからのベネチア製だと思います。

これはショップで4万円を付けておきました。この値段なら簡単には売れないだろうと思ったのです。

ところが…3日目に売れてしまいました。熱烈なファンならとんぼ玉にいくら出すか、ということを知らなかった僕が未熟でした。

それ以来あまり早く手放したくない玉にはとんでもない値段を付けるようにしています。

古い古い7層シェブロン

7層シェブロン

トンボ玉商人がやってきました。買ったのは珍しいシェブロンとミルフィオーリをそれぞれ一連。

今日買ったシェブロンなどは後日紹介するとして、やはりシェブロンの大一番はこれ。15-16世紀頃のベネチア製7層シェブロンです。

アフリカの交易に持ち込まれた初期の頃のもの。

19世紀頃に大量に作られた6層の青シェブロンと比べるとずっと味があります。