シェブロン

シェブロンと呼ばれるトンボ玉について
シェブロンと呼ばれるトンボ玉は、ヴェネツィアで作られた伝統的なガラスビーズの一種です。縞模様が特徴で、その模様がシェブロンと呼ばれる山形模様に似ていることから名付けられました。

歴史

シェブロンは、15世紀頃から19世紀頃にかけてヴェネツィアで作られていました。当時、ヴェネツィアはガラス製造の中心地であり、世界中の交易拠点として栄えていました。シェブロンは、こうした交易を通じてアフリカやアジアなど各地に持ち込まれ、装飾品や通貨として使われていました。

特徴

シェブロンは、主に青、白、赤、緑などの色で作られています。模様は、2層から10層程度のものまであり、層数が多いほど希少価値が高くなります。また、形も様々で、丸形、楕円形、涙型などがあります。

現在

現在、シェブロンはアンティークビーズとして珍重されています。特に、古い時代のものは高値で取引されることもあります。また、近年では、ヴェネツィア以外の地域でもシェブロンの復刻版が作られています。

全17件を表示