モーリタニアのトンボ玉

トップ ⇒ ギャラリー ⇒ モーリタニアの玉
 モーリタニアは昔から地中海沿岸や、アラブの影響を受けて独自の文化を育んできたムーア人やベルベル人、トアレグ人などの国です。彼らは一般的に装飾が好きで、ビーズや美しい布などを身にまとっています。そうしたところで、昔からオリジナルのデザインのビーズも作られていたようです。

 このビーズはまったく不透明なのですが、ガラス製品です。パウダー・グラスから作られているようです。

 これはモーリタニアの Kiffa と呼ばれるところのビーズです。最近でも作られているのですが、これは骨董品で非常に珍しいものです。資料の上では知っていても、本物はここに写っているもの以外に見たことがありません。値段も数多いベネチア産ミルフィオーリよりも割高なくらいでした。

 現在のものは、実際に見たことがありますが、もっとてかてかしていて安っぽい感じがします。

 左側の画像をクリックすると、大きなものが表示されます。珍しいビンテージ・キファの一連。

 これが代表的な資料の一つ、「Perles d'Afrique」というフランス語の本(日本語にすると「アフリカのビーズ」に掲載されている模写です。

 赤い玉、青に白い点のある玉と、三角の模様の入った玉が描かれています。