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カテゴリー: シェブロン
シェブロンというのは、軍隊の徽章などについている階級を表す山形の模様のことです。本当は特殊な製法で作られた、断面が星型などに見えるものをシェブロンと呼びますが、アフリカではトンボ玉でも縦じまとジグザグ模様が入ったものをシェブロンと呼んでいます。
シェブロンは独特の製造法を使います。棒の周りにつけた軸になるガラスに違う色のガラスを重ね、型に差し込んでぎざぎざを付けてから次の色のガラスを付ける。そしてそれをさらにぎざぎざの型にいれ…ということを繰り返して作るようです。
右側の写真を見ていただくと、シェブロンの縦の断面がどのようになっているかわかると思います。この写真は内側から白、青、白、赤、白、青と重なる6層のシェブロンの断面です。
これぞ幻の15-16世紀に作られた青い7層シェブロンです。これほど状態の良いものは珍しいです。ベネチアで作られてアフリカに持ち込まれた初期の頃の玉です。
今まで見た中で最大のシェブロン。珍しい赤玉の中でも東の正横綱とでも言える大玉です。長さは5センチ以上。
写真の中、中央に紹介してあるのが現在見つけた中で最高品位のシェブロンです。サイズも大きく(長さ5センチ以上)、色も美しく、そして目立った傷もありません。普通古い大きな玉はどこかに欠けがあったりするものなのですが。このコーナーの中の他の玉と比べていただければ、ずば抜けたクオリティーであることがおわかりになると思います。
これは珍しい黒のシェブロン。ぎざぎざ模様も深く、非常に貴重なものです。
これはまた別の黒玉。断面を見ると6層のシェブロンであることがわかります。周囲のトンボ玉はミルフィオーリです。
これはさほど大きなものではありませんが、珍しいものです。透明のガラスを内側に、白と、柔らかい青を重ねてあります。左の写真は、傷だらけであった右側のような状態を磨きなおしたものです。非常に美しい玉が姿を現しました。
この玉はキャンディーのように途中で切られているものです。ガラスの質も細工もさほど良いものではありませんが、模様や色がはっきりしていて素朴な味があります。
これは外側に赤、青、緑のラインをあしらったシェブロンです。形もまん丸で、他のシェブロンのように削りだして模様を作るのではなく、最初から丸く加工している珍しいものです。これは普通の形に作ったシェブロンを、もう一度溶かして作るもののようです。
二つの緑のシェブロン。左側は多分20世紀のものですが珍しい8層です。右側は多分19世紀のもので、鮮やかな黄色が入っています。どちらも貴重なもの。
これは珍しい白と黄色のシェブロンです。直径は1センチちょっとと小さなもの。これはどうやらアフリカに持ち込まれてから火にかけられて丸められた様子。
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